ご家族・パートナーの方へ

うつ病って、治るの?

うつ病の再燃・再発

うつ病の再燃・再発

うつ病は、適切な治療を行うことで治すことが可能な病気ですが、一度よくなっても再びうつ病になってしまうことがあります。
うつ病をくり返すパターンには2つあります。
1つは、いったんよくなっても再び症状が悪化する場合で、うつ病の「再燃」といいます。人によっては年に何回かくり返す場合があります。うつ病の再燃を防ぐためには、「よくなった」「回復した」と感じてからも、自分の判断で治療をやめてしまわずに、医師と話し合いながら薬を飲み続けることが大切です。もし、あなたの大切な人が治療をやめてしまいそうになっても、うつ病から回復するには最後まで治療を続けることが大切であることを伝えてあげてください。
もう1つは、よくなってからしばらく経ってまたぶり返す場合で、うつ病の「再発」といいます。うつ病が再発する時には、なんらかの前兆があるはずです。回復して治療を終了してからしばらくした後、食欲がなくなる、眠れなくなる、話をしたくなくなる、体がだるい、などの症状が続く場合には、再発の可能性があります。大切な人のこのような変化に、身近にいる家族やパートナーの方が気づいてあげてください。

うつ病は、それぞれのペースでゆっくり回復していく病気です。よくなったり悪くなったりをくり返して不安になることもあるかもしれません。あせらずにじっくりと治療を続けるためには、家族やパートナーの方の支えがとても大切です。

うつ病の治療経過
再燃…回復前にうつ症状が悪化、再発…回復後に新たなうつ症状が現れる

1日のなかでのうつ症状の波

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